Img_b12fe6d4ca3f298dfdcdff77c0fe0462
肴町公会堂のマスコット
今日は
ひと月前の5月21、22日に浜松市街中で開催された
「まるたま市」 (Click!) 
をご紹介します。


20年程遡ると、
浜松市街地にはデパートやらショッピングセンターやら5~6店ありました。
う〜ん、
もっとあったかも。

それがあれよあれよと言う間に閉店撤退廃業してしまい、
ふと気づけばシャッターがあちこち、
似たようなチェーン店が隙間を埋め、
ほら、
あの老舗百貨店の跡地はようやく更地になったばかり。

あれ?
日曜なのに人通りがない・・・。
駅前唯一のデパート周辺だけが若干賑わっているだけ・・・。

なんだか人口規模のわりに寂しい風が吹き抜けてるなー。

キビシイ見方をすれば、
魅力が無くなってしまったのです。
浜松市街地は。

郊外型ショッピングセンターのせいだとか、
駐車場の問題だとか、
理由はいろいろあるけれど、
それに勝る価値を発掘できなかったのは、
浜松都市計画の失敗だと思います。

私はものすごい素人だからものすごい大胆な意見を言えます。
エッヘン!

と、
私は浜松という街に非常に冷めた視線を送っていました。
つい最近まで。





Img_055d6dfb758619e0985f8eaa5af89eb9
フジヤマ駐車場会場
Img_6c231f96f17ffc9d5148dc6fe31a5ed9
三米商店会場
ところがどっこい!
です。

近頃頻繁にsnsで発信される浜松及び遠州地方の情報が面白い。
まるたま市?

へえー、
浜松でも始まったんだ、
手作り市。

早速第7回まるたま市に出かけてみました。

やだーっ、
楽しいじゃん♡

浜松市街地に会場が点在していて、
そこをのんびりトコトコ歩いて回ります。
当日は天候に恵まれ、
まさにお散歩日和でした。

点在しているってとこがミソだと思います。
街中から足が遠のいていた人達が、
改めて自分の街を散策する機会になったでしょうし、
既存のお店でランチを楽しんだ方も多いはずです。

歩くって楽しい事なのです、
本来。





Img_c31cfd6e1d7a9cc48ac144aa80bfca78
金原ビル会場
Img_512cd64b90ac4e50319cf7ac1945001c
そして浜松らしいゆるい感じ。

浜松にずっとお住まいの方はどう思っていらっしゃるでしょうか?
やっぱり浜松は気候が良くてのんびりしているところが魅力だと思います。

ギュウギュウに混んでいるわけでなし、
まったり時が流れていました。




Img_9d50ac586c32ebd4716a941c2c944bbd
KAGIYAビルマーケット会場
Img_956c128183242ff30b124d07085647d4
懐かしい友人にも再会
Img_49975101bbf38ad87b3ce9719db793db
ワールドワイド感あり
mocomode バッグを販売させていただいている
「ニューショップhamamatu」
があるKAGIYAビルもマーケットを開いていました。

幾人かの知り合いと再会し、
美味しいコーヒーもゲットし、
まるたま市もKAGIYAびるマーケットも満喫した一日でした。



Img_22c8c1caf59c36ab18abf7a8fb3e80b0
ウクレレ生演奏
Img_098c2033c64beacb2db8b853e0734419
カメラバッグ
Img_4c169ef0f9cfec02077c51a35b004f66
リネンのシャツジャケットで
22日まるたま市二日目もお友達と行ってしまいました。
おしゃべりしながらも、
また楽し。

そしてお昼から磐田の「カフェ処すず木」へ。 (Click!) 
ちょっと懐かしいアットホームな喫茶店。
音楽を愛する人達が集う場でもあるようです。
ここでお友達が写真個展をなさっていたので拝見しに。

清々しい風景の中に美しい人。
柔らかな風を感じる写真でした。

そしてお友達にカスタムオーダーのカメラバッグをお渡しし、
ウクレレ演奏してもらったりしてゆるーい時間を楽しみました。


私は九州から東北まであちこちで暮らした経験があり、
多少地方都市を見て回りました。
随分廃れた街もありました。
残念ながら。

元気なのは歩いて楽しめる街。
小さなコミュニティーを大事にしている街。
箱ものに大画面をくっつけて似たようなお店を並べても、
決して賑わいは生まれていません。
大都市でないかぎり。


私が浜松にやって来たのは高校時代です。
幼なじみも無く、
それほどの郷愁も感じない街でした。
工業都市浜松、
それくらいの紹介文しか思い浮かびませんでした。

でも、
近頃ちょっと長い紹介文を書けます。

「浜松ってね、
街中で時々手作り市やったり、
リノベーションでビルを再生させたり、
 (Click!) 
 (Click!) 
ちっちゃいセミナーハウスで面白い事やってたり、
 (Click!) 
繊維産業が頑張っていたり、
 (Click!) 
 (Click!) 
小さな魅力を発信してたり、
個の力が集まる街なんだよ。」



Img_603d3bf23595d8e95ce1b94869b56d4f
さて、
名古屋市民になって初めての春。

静岡ISETANクラフトマーケット参加。
iichi再開。

mocomodeはなんとか計画通りに動いております。

徐々にiichiから新しいオーダーが入り、
また旧知のお客様からもご連絡をいただいてます。


おかげさまで多忙な日々ですが、
針仕事の合間に
ちょこちょこと名古屋見物に出掛けました。
Img_188c8c226ac14c82b22e0c68800a10cc
Img_d23845d3d2bbe7b663f65af455788efb
Img_ae8b90d646284fa8191a4fa0c1762de9
まずは名城公園でお花見。

この日は薄い雲が空を覆っていました。
そう、
春霞。

八分から満開のまさに見頃。
お堀に映る桜も見事でした。

大変な賑わいだったんですよ。
敢えて人が少ないスポットを撮りました。

ところで、
名城公園のタンポポは東海タンポポなんですね。
普段私達が道端などで見かけるタンポポは
ほぼ外来種の西洋タンポポです。
日本固有種である東海タンポポは
どんどん姿を消しています。

やはり江戸時代から開発を免れているので、
植生が保たれているのでしょう。
Img_abd44bb39d1938de9784cff48a9e093e
Img_5ed98e45f899588e84301d85d5117574
Img_7ce1a8c6b0946d00d1f648dc933f1bc1
数日後に鶴舞公園へ。

散り際もいいものです。

鶴舞公園には明治時代の西洋建築も色々残っています。

ケータリングが沢山並び、
やはりかなりの人出でした。

私達は少し奥まった静かな場所に建つ昔ながらの茶店で、
レトロな木の芽田楽をいただきました。
これがまた美味しい!

Img_4ba67667479bb05dbb014799f768fb6d
着物リメイクワンピース
そしてつい先日は
岳見町ギャラリーにおじゃましました。

オーナーさんの旧宅をそっくりギャラリーになさった、
落ち着いた空間。
Img_9a8a045c7dd7a32fff24aa7ce0d1c737
保田さんと。
Img_fbbc892e1e813a52465725534ef9f405
Img_d05a37b61f11a11d840f22d9ed2b5c22
革工房エルパソの保田さん他、
素敵な作家さん達が「春の祭典」を開催中でした。

お客様も沢山いらして、
楽しく勉強になりました。

センス良いお庭で美味しいコーヒーもいただけます。


と、
なかなかいい感じにすべり出した
私の名古屋ライフ近況報告でした。
Img_f423596b0a5ce6ca0103bd4b075c970f
明けましておめでとうございます。

さ、
また新しい一年を歩んで行きましょう。

慌ててつまずかないように。
足下をよく見て一歩ずつ。

毎日コツコツです。

そして、
いつも心を広々と、
風通し良く。


今年はこんな年賀状にしました。
Img_6432e2bc42185fe4f1f76c61b18a9536
名古屋の四間道でのスナップ。
四間道は歴史的建造がのこる情緒豊かな町並みです。

ジャケットは温かなシャギーウール。
スカートとストールは羽織りのリメイク。
バッグはイギリスのヴィンテージファブリックで拵えました。


Img_2b05ebcadfdd38efce5dacbecb9d234c
Img_8fcf78a3702d52c6bd0704554dd138f0
Img_0f2590696c8002d7e387fe91b82dcabc
羽織りは知り合いの方が、
「もう着ないから」と譲ってくださいました。

細かい折柄がある美しい紫の地に、
白い伸びやかな枝葉が描かれ、
お花は絞り。
白、
薄桃色、
そして涼しい水色。
とてもハイセンスは色合わせだと思いませんか?

古の染め物師さんに脱帽です。


ウエストはゴムベルトを直接縫い付けました。
薄い絹をウエストベルトに用いると、
摩擦で内側がすり切れてしまいます。
このようにゴムベルトを付けるか、
または丈夫な別布でベルト布を裁ち、
ゴムやインサイドベルトを通すと良いでしょう。
例えばツイルとか。




Img_516bcbdd6e465eedc9af62baadc13fe5
Img_cb2538e5c2df318707e720e222747887
Img_06b508e17b1e245782389e7febf66e04
シルエットは六枚はぎのマーメイドライン。
裾を三角に尖らせてみました。
平な裾線では平凡すぎるというか、
地味な感じになっちゃう気がして。

製図で工夫した点は、
前後二本ずつ深いダーツを入れたところ。
ウエストとヒップのボリュームを減らして、
ウエストゴムの楽チン仕様でもスッキリライン!

楽でほっそり見える、
いいでしょ♡
Img_4db71cbfb789aeaef3a7a2a5170a63ad
Img_14d5083025b55b5b4ff348976ab2004c
Img_6a1b47c153e840edd27f331382db6efb
このジャケットは数年前に仕立てました。

起毛でボリューム感がある素材なので、
見頃も袖もフレアのショート丈で軽さを出しました。

でもヒップが隠れる着丈にしてもいいな、
と思います。
パンツや膝下丈のスカートと合わせやすくなりますね。
その方が温かいし。

襟元のボタンはフランスのヴィンテージ。
素敵なブローチ!
みたいな存在感があります。


生地、
デザイン、
ボタン、
あれこれ考えて私だけの一点物が完成します。

とっても手間がかかるけど、
出来上がった一着は一生ものです。

今年もお客様のお気に入りの一着を丁寧にお仕立てします。

オープンしたばかりのアトリエで、
毎日コツコツ・・・。

Img_03459d8b5ca053d0d6d680c44799ba72
以前、
浜松の鍛冶町に「渥美ゴザ屋」さんという雑貨店がありました。

浜松にお住まいの方はご存じかと思いますが。

陶磁器やカバン類、
アジアのエスプリが効いた小物やカゴなど、
思わず手に取ってみたくなる品々が店内所狭しと並んでいました。
私もファンの一人で、
時々立ち寄ってはつまみ食いならぬつまみ買いしておりました。

でも、
いつの間にか「あれ?ゴザ屋さんなくなっちゃったよ?」

Img_d96db9652d39907cd5e148b5b0155a66
ところがどっこい、
鴨江に移転して今も営業なさってたんですね。

妹と訪ねて行ったら、
こんなにカワイイ看板犬ちゃんが出迎えてくれました。

ちょっとこじんまりしてたけど、
雰囲気は鍛冶町の頃のまま。

とっても楽しい店内でした。

当時のおじさんは残念ながらいらっしゃらないそうですが。
現在はおじさんの奥様や息子さんが引き継いでいるんですって。

Img_8963eaa0e725c64c618a166c0bd03096
「あ〜この腰掛けステキ!
へっ!これ三千円なの〜♡」

アトリエのインテリアにバッチリ!
なインド製椅子を手に入れました。

Img_a2cc7ef8fd5ee0d5d9be7830d93f6857
羽織りリメイクのスカート

わざわざ出かけた甲斐がありました、
渥美ゴザ屋さん。
 (Click!) 
また行っちゃお!
Img_b0fb2d1973656af34c1e35e88c8fecff
「黒板とキッチン」
って何?
 (Click!) 

今日私は面白い名前のセミナールームで開催された
「もっと楽しむための持ち寄り写真講座」
に参加してきました。

内山文寿先生 (Click!) を囲んで、
それぞれ持ち寄った写真について自由に語り合うという、
実にラフでゆるい講座です。

先生を含めて7人ほどが、
技術的な事、
趣味の話、
今の気持ち、
等まさに自由闊達に発表しました。

私はほぼすべての方と初対面でしたが、
すぐにうちとけて、
皆さんのお話をとても興味深く聴きました。


では、
ここで私が発表した写真と内容をご紹介しましょう。
Img_75bc43b2291e2fb5b0d1b3bc4a82a134
Img_e845f3e93cbf16a4f8e057a3e17f475d
Img_97c81928e453056115e5fe121caa8951
私は毎朝、
薄暗いうちにウオーキングをしています。

針仕事ばかりなので運動不足を解消するためと、
早朝の透き通った空気を吸うためです。

薄暗がりがだんだん明るくなってきて、
水鳥たちがおしゃべりを始める。
そんな時が大好きです。

これからまた一日が始まる。
木々の間から朝日が差し、
新芽が日々膨らんでくる。

新しい一日を生きよう。
宇宙は回っている。
私はちっぽけで無力だけれど、
今生きている奇跡を噛み締めよう。
Img_07edfc5987438c84ddd4fcb5e41b80b4
Img_3cb3b4be76923b83c9c3dbc1ff9c3d8e
勤めが休みの日は、
帰りにコンビニでコーヒーを買い、
神社の境内で一服します。

素敵な私の楽しみ。

どんな王侯貴族より、
ディズニーランドで遊んでる人より、
この瞬間は私の方が幸せに決まってる。

だって、
黒々した松の木の上に美しい宵越しの月が見えるんだもの。
Img_24a761a843fa1afd389f68e7893c6094
Img_9b017910c5c72507cf0db9eabd21f74d
Img_2dac8df108add8cf03b539567328bdff
母は84歳になりました。
ご覧の通り元気で、
自分の身のまわりの事はなんでもできます。

そして亡くなった父の画に囲まれて暮らしています。

今は幸せな母ですが、
青春時代が戦中戦後の混乱期だったので、
生きるか死ぬかのの辛苦を味わった人です。
殊に墨田区で暮らしていたので、
凄まじい爆撃と飢餓をかいくぐって生き残り、
現在があります。

この世代の人達には、
幸せな老後を過ごして欲しいと心から思います。


父は田舎の三男坊で、
兄弟でたった一人東京の大学へ行かせてもらいました。
本当は美大に進学したかったそうですが、
何しろ時代が違います。
「立身出世」という荷を背負っています。
結局政治経済を学び、
高度経済成長を身を以て支えた人生でした。

けれども画を描く事は決して止めず、
70代で通信課程の美大へ通い、
卒業後ほどなく死を迎えました。

「在学中に癌が発覚しなくて良かった。
卒業できなくなってしまっただろうから。」

末期癌に侵された父は三ヶ月寝込んだだけで、
あっという間に逝ってしまいました。

「葬式はするな。
有機物が無機物になるだけだ。
お前たち、
死んだ者の事など気にせず仲良く楽しく暮らせ。」

「芸術家になれるかどうかは、
最後は勇気があるかどうかが決め手なんだ。」

仕事を引退してから、
たった一人画材を抱えてパリやウイーンを旅した父。

その街角で何を思ったのだろう?
失った日々を取り戻そうとしていたのかしら。

ねえ、
そうなの?

Img_5de76fd0ff915ade952521444fd795f7
Img_6dde851d1b20317e728a38d6587f2dad
私は51歳。
確実に人生の折り返し地点を過ぎています。

残り時間はそう長く無い。
毎日毎日終わりの日に向かって歩いているんだ。

私はどういう人生を望んでいたのだろう?
本気で考え、
行動した事があっただろうか?

いつも父に守られ苦労知らずの私。
本当の自分の人生を生きてきたのだろうか?

やるなら今、
今しかない。

「クリエイターになりたかった。」
自ら生み出す人に。


講座の最後、
内山先生が私の写真を、
「物語を感じる美しい写真」と評してくださいました。

そう、
物語。

先生に言われて改めて自覚しました。
私は物語を紡ぐために写真を撮って、
こうしてブログに書いているんだ。

なんの為に?

作品を売るため?
自己満足のため?

講座の皆さんからも様々な意見が飛び交いました。

帰り道も、
なぜ自分が物語を紡ぎたがるのかずっと考えていました。


きっと、
きっと、
確認したいんだ。
自分の平凡な人生にも物語がある事を。

両親が生きた時代ほどの激烈さはなくても。

どんな人にもそれぞれの物語がある。
誰にも読まれる事なく消えてしまう物語が。

父が火葬場で燃え尽きる時、
息子がこんな事を言いました。

「自分がじいじの事を覚えている間は、
じいじは心の中で生きている。
でも自分も死んで、
誰もじいじの事を覚えている人がいなくなった時、
じいじは本当に死んでしまうんだ。」


無機物になる時、
「ああ沢山縫った、
もういい、
これで充分。」
そう言いたい。

私は、
暗がりを照らす朝日の彼方に、
本当の死を迎える時を感じているのかもしれない。



今日語って、
聴いて、
気づいた事です。